スムージーを1分以内に提供する、ロボットキオスクが登場

ロボット開発企業である米ROBOjuiceは、わずか60秒でスムージーを提供する、ヒューマノイド型ロボットによるセルフサービス型キオスクを開発した。

ROBOjuiceは、スムージーの他、ジュースやアサイーボウルなど提供する、ロボット生産セルだ。温度管理された清潔な環境をもち、新鮮な野菜や果物などの材料を使用する。同社は、ロボットによるエンターテインメント性を併せ持ったセルフサービス型のキオスク、と位置付けている。

購入者がタッチパネルを操作してICカードで支払いを済ませると、ロボットがオーダーに合ったカップを、野菜やフルーツが収納された容器の下にセットする。温度管理された容器の下部に設置されたシュレッダーが材料を細かくカットし、正確に計量してカップに注ぐ。続くドライディスペンサーの工程では、チアシード、グラノーラ、パウダーなどをブレンドしてカップに加え、植物性ミルクやココナッツウォーターなど液状の材料を素早く注ぐ。最終工程では全ての材料をミキサーでブレンドし、完成したメニューをロボットが顧客の前に提供する。

ロボットは、異なる材料の風味が混ざることを防ぐため、15秒でセルフクリーニングする機能を持つ。また、AIアルゴリズムで誤動作を防止し、定期的に挙動を自動キャリブレーション(校正)する機能を持つ。

同社のWebサイトでは、ROBOjuiceの市場展開の見通しについて、「設置面積の小さなキオスクは展開と運用が容易。また、少ない資本投入と低いリスクで、新市場に短期間で参入できる」と説明している。

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