ドローン開発スタートアップ、イオン推進ドローンの飛行時間を4分半に更新

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Undefined Technologies/YouTube

米Undefined Technologiesは2022年9月15日、開発中のイオン推進ドローン「Silent Ventus」が、75dB以下の騒音レベルを維持して4分半の飛行を達成したと発表した。この成功は、同社が2021年12月のテストで達成した、騒音レベル85dB以下での2分半の飛行時間を更新し、同社が目指す貨物輸送用ドローンの開発に向けたマイルストーンになる。

Undefined Technologiesの創業者兼CEOのTomas Pribanic氏は、「私たちは過去1年にわたり、冷却システム、バッテリー寿命、航空電子機器、騒音低減といった各技術課題の克服に努めた。今回の成功により、大気圏内でのイオン推進技術の実用化という当社のビジョンが、確かなものになった」と述べている。主任航空宇宙エンジニアのThomas Benda Jr.氏は、「今回の4 分以上の飛行には、電池の化学組成を改良し、より高いエネルギー密度が不可欠だった」と付け加えた。

同社の取り組みは技術課題以外にも及んだ。開発プロセスを加速し、知的財産の保護に努め、世界的に不安定なサプライチェーンの影響を最小化するために、部品の設計と製造を内製化した。

Silent Ventusの心臓部となる「イオンブースター」は、イオン雲を発生させる。これは、既存のイオンスラスター技術に比べて最大150%の推力を得るという。

同社の次の目標は、2023年末までに騒音レベル70dB以下での15分間のフライトだ。それにより、貨物配送で求められるラストマイルでの騒音規制を克服する狙いだ。さらに2024年には、生産型の開発を目指す。

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