- 2022-10-31
- 機械系, 製品ニュース
- HG-F1, TOF方式, パナソニック, パナソニックインダストリー, 実測値表示, 投光スポット確認モード, 赤色半導体レーザ, 長距離レーザ測距センサ
パナソニックインダストリーは2022年10月28日、3m離れた距離からでも物体の検出が可能なTOF方式の長距離レーザ測距センサ「HG-F1」を11月から発売すると発表した。
HG-F1は、センサからパルス投光されたレーザが受光素子に戻ってくるまでの時間を計測し、その時間から距離を測定するTOF方式を採用。デジタル表示付きのTOF方式測距センサとしては業界最小クラスながら、3mの長距離でも物体を検出できる。このため、工場の生産ラインや物流現場などで、作業員らの作業の邪魔にならない場所や、さまざまな設備への設置が可能になる。
また、「実測値表示」機能があり、煩雑になりがちな閾値設定の作業を簡素化できるほか、業界初の「投光スポット確認モード」を使えば、物体を検出した場所を目視で確認しやすくなる。
同社は、HG-F1の導入で治具の共通化や装置の簡素化が図れ、生産現場でのCO2排出量削減が期待できるとしている。
HG-F1の大きさは20×44×25mmで、測定可能な範囲は250~3000mm。光源はクラス1の赤色半導体レーザで、保護具なしで使用できる。
出力タイプはNPNとPNPに対応し、価格はいずれも5万4800円(税別)となっている。