高速通信機器向け電磁波吸収体用射出成形ペレットを共同開発 東洋紡と大同特殊鋼

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東洋紡と大同特殊鋼は2022年11月25日、5G通信やミリ波レーダーなどの高度センシングおよび、高速通信機器のギガヘルツ帯の周波数ノイズ対策に用いられる、電磁波吸収体用射出成形ペレットを共同開発したと発表した。同年12月7日から9日まで幕張メッセで開催される高機能金属展「第9回メタルジャパン」に初出展する。

開発された電磁波吸収体用射出成形ペレットは、東洋紡が持つ射出成形用樹脂製品を幅広く開発できる高度な技術と、大同特殊鋼が新たに開発した電磁波吸収フィラーを組み合わせている。ミリ波レーダー帯で使用される一般的な電磁波吸収シートに比べ、ノイズの発生源付近の領域において優れた電磁波吸収性能を実現した。射出成形品の厚みや電磁波吸収フィラーの含有率を変えることで、対応する周波数も調整できる。

また、一般的な射出成形樹脂と同様、樹脂や金属部品のインサート成形や二色成形にも対応。電磁波吸収シートや筐体の一体化も可能で、成形品の軽量化や組立作業の簡素化も期待できる。

5G通信やミリ波レーダーなどのギガヘルツ周波数帯製品は、外来ノイズやカップリングノイズ、反射により電波干渉が生じ、通信速度や精度の低下、誤作動が生じる。これまではアルミなどの金属筐体や電磁波吸収シートをシステム内に配置する対策が取られてきたが、部品が増えることで組立工数やコスト、重量が増加したり、基板レイアウトが制約を受けたりする課題があった。

両社は2023年1月頃よりサンプル提供を開始、早期の実用化を目指す。

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