人間とロボットの協働システムによる注文配送プロセスを高速化

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米ミズーリ大学の研究チームが、人間とロボットの協働システムを使用した倉庫作業を最適化するソフトウェアを開発し、注文配送プロセスの高速化に取り組んでいる。同研究成果は2022年9月13日、「International Journal of Production Economics」誌に掲載された。

現在、オンライン注文処理には、多くの人手と人件費がかかっている。処理過程を効率良くするために、ロボット企業はすでに、倉庫や配送センターで人と協働する自律移動ロボット(AMR)を開発している。AMRは、センサーとカメラを搭載しており、倉庫のような管理された空間で、人間を含む他の障害物にぶつかることなく自由に移動できる。しかし、3D画像識別やセンサーフィードバック機構などの技術的限界により、AMRのつかむ能力は人間と比べて劣ってしまう。

研究チームは、人間が品物をつかみ上げ、AMRが運搬するという仕事を分担させ、それぞれの強みを十分に発揮できる協働システムの開発に取り組んだ。同システムのためのロボット技術の要件はすでに満たされているという。同研究の目的は、効率的な作業計画によりロボット技術を最大限に活用することだ。同研究では、人間とロボット協働システムにおいて、一括で処理する品物数や処理順序、移動経路について最適解を検討し、より効率的で速い配送プロセスを実現するためのソフトウェアを開発した。

同研究論文の筆頭著者でミズーリ大学のSharan Srinivas助教は、「開発したソフトウェアは近い将来、食料品店などの場所に応用され、ロボットが注文をこなしながら一般の人々の間を移動することが可能になるでしょう」と述べた。

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