音楽スタートアップの米HYPHは2022年10月18日、自撮りをするのと同じくらい簡単に、商用レベルの音楽を制作できるモバイルアプリ「HYPH」を発表した。音楽のスキルやトレーニング、高価な機材に関係なく、誰もが数秒で高品質な音楽を制作できるようになると説明している。
ユーザーが表現したいジャンルやムードを選択すると、指先のタップだけで、HYPHがステムと呼ばれる単一楽器の録音を組み合わせ、プロ品質の楽曲に仕上げる。HYPHで制作した曲は、タップやスワイプだけでさらにカスタマイズできる。
制作した楽曲はボーカル録音とミックスしたり、SNSにアップロードしたりなど、さまざまなやり方で楽しめる。また、HYPHでは新しいソーシャルコミュニティをつくる計画だ。ユーザーは音楽をシェアしたり、他のユーザーが制作したものを受け取り、編集して再び公開したりできる見通しだ。
HYPHはAI技術を採用しておらず、同社の音楽はコンピューターで生成されたものではない。同社の膨大なステムライブラリにあるすべてのメロディー/ベースライン/楽器トラックは、トップクラスのセッションミュージシャンによって作曲され、生身の人間によって演奏されているという。
HYPHは今秋に招待制で提供され、2023年春に完全にローンチする予定だ。
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