小型/高効率の住宅用単結晶太陽電池モジュールを発売――セル大型化技術により大電流化 シャープ

シャープは2023年2月6日、限られたスペースでも設置しやすい小型の住宅用単結晶太陽電池モジュールを発売すると発表した。

東京都で2025年度からの新築物件での太陽光パネル設置が義務化するなど、戸建て住宅への太陽光パネル設置に積極的な自治体が増えている。一方、個人住宅の屋根の面積は限られており、十分な容量を確保する太陽光パネルの設置が難しい場合がある。

今回発売する住宅用単結晶太陽電池モジュール(形名NU-228AP)は、従来モデルよりモジュールを長辺方向で119mm、短辺方向で59mm小型化。狭い屋根でもより多くのパネルを設置できるようにした。また、横置きと縦置きのどちらにも対応しており、屋根の形状などに合わせて柔軟に設置できるのも特徴だ。モジュール小型化によって、モジュール重量は同社従来機比で2.5kg(約16%)軽量化し、施工時の負担も軽減する。

また、セル大型化技術によって発電する有効面積を拡大し、発電電流を大電流化することでモジュール変換効率を改善。モジュール変換効率を従来モデルから0.6ポイント上回る20.0%にまで向上させた。

公称最大出力は228Wで重量が13.0kg、外形寸法は1146×996×38.5mm。2023年5月の発売予定で、価格は14万3000円(税込)。

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住宅用単結晶太陽電池モジュールを発売|ニュースリリース:シャープ

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