- 2023-2-25
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- 2023 Best Engineering Jobs, U.S.News & World Report, アメリカ労働統計局(BLS), エンジニア, ストレス, ワークライフバランス, 成長性, 給与
U.S.News & World Reportは2023年1月10日、エンジニア系の職業をランク付けした「2023 Best Engineering Jobs」を発表した。
ランキングには、アメリカ労働統計局(BLS)が発表した2021年~2031年にかけての雇用予測データを活用し、給与の中央値、10年の雇用増加率などを抽出している。さらに、ストレスレベルやワークライフバランスに関する独自の調査結果を考慮して、「給与」「成長性」「ストレス」「ワークライフバランス」などの項目を10点満点で採点し、全項目の平均スコアでランク付けした。
ランキングの詳細は次の通り:
1位:バイオメディカルエンジニア(6.3点)
医療器具の設計を通じて、生物学的、医学的な解決策を提供する専門職だ。多くは医療用品の製造に携わるが、科学研究や薬剤に従事する場合もある。給与の中央値は9万7410ドル(約1314万円)、10年間の雇用増加率は9.8%だ。成長性、ストレス、ワークライフバランスは10点満点中6点、給与が7.8点と全体的なバランスがとれていることから満足度の高い職業と言えそうだ。
2位:石油エンジニア(6.3点)
地中深くの貯留層から石油を抽出する装置を設計するエンジニアだ。データの収集と分析に多くの時間を費やし、安全で費用対効果の高い方法を模索し、評価や改良も行う。原油価格によって職業の需要も変化するため、アップダウンの激しい職種だ。給与の中央値は 13万850ドル(約1765万円)、10年間の雇用増加率は8.3%。成長性、ストレス、ワークライフバランス、いずれも4点となった一方、給与が9点でスコアを押し上げた。
3位:環境エンジニア(5.7点)
エンジニアの専門知識を活かし、廃棄物処理、浸食、水質・大気汚染の防止など様々な環境関連のプロジェクトに従事する。給与の中央値は 9万6820ドル(約1306万円)、10年間の雇用増加率は4.2%だ。成長性が4点と低かったものの、給与は7.8点、ストレス、ワークライフバランスは6点と1位のバイオメディカルエンジニアと同等レベルだった。
この他、4位シビルエンジニア(土木技師)、5位メカニカルエンジニアなどと続いた。なお、バイオメディカルエンジニア、石油エンジニア、環境エンジニアは、職業全般の人気トップ100をまとめた「100 Best Jobs of 2023」にもランクインしている。
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