世界初の電動エアレーシングカーレース――FOXが2年間の放映権を獲得

豪Airspeederは、eVTOL(電動垂直離着陸機)によるエアレーシングカーのレースを企画している。同社は2023年1月30日、テレビ会社の豪Fox Sports Australiaと2年間の放映権の契約を結んだと発表した。最先端のエアレースを、オーストラリア全土に放送する予定だ。

この契約による新番組は、南オーストラリア州で開催されたレースAirspeeder EXAシリーズのハイライトである「Finding Extreme Pilots」シリーズと、レースに出場するeVTOL機の製作過程を紹介する「How to Build a Flying Car」シリーズなどが予定される。

さらに、スポーツプロダクション企業である英Aurora Media WorldwideとAirspeederが制作したドキュメンタリー番組「Road to Flying Car Racing」も予定する。この番組は、2022年シーズンのレースの舞台裏と、それを支えた先進のエアモビリティ技術を紹介する。

このレースの企画には、モータースポーツや航空宇宙産業の関係者の協力がある。複数の世界選手権で優勝経験をもつ伊Ferrariのエンジニア、米Boeing、欧州のAirbus、英McLaren、英Jaguar、英Land Rover、英Rolls Royceの関係者が参加している。

Airspeederはこのレースに導入する技術を、将来の旅客輸送の手段としてeVTOLの実用化を後押しするもの、と位置付けている。またそのために、今後10年間に出現する、都市部で見られる未来像のスナップショットだと説明する。

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Airspeeder — Airspeeder Announce Two-Year Broadcast Deal with Fox Sports Australia
世界初の電動エアレーシングカー――2021年後半に無人eVTOLエアレースを予定

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