力制御が可能なパラレルリンクロボット「Moonlight」を発表

適応型ロボットを開発製造している、中国のFlexivは2023年1月30日、パラレルリンクロボット「Moonlight」を発表し、その紹介動画を2023年2月13日付で公開した。

Moonlightは、同社が世界初とうたう力制御が可能なパラレルリンクロボットで、ねじ締め、精密な荷積み、研磨など、正確な動作と力の制御を必要とする用途に適している。

0.1Nまでの力を正確に測定できるため、繊細な物体を操作することも可能で、平らでない面を研磨するといった精密作業も被加工物にダメージを与えることなく行える。Moonlightは、パラレルロボットの敏捷性とスピードを兼ね備えつつ、通常ロボットアームがするような作業もこなせるので、さまざまな用途での作業が可能となる。

同社の製品開発ディレクターであるHao Jiang氏によると、Moonlightは、同社の適応型ロボット「Rizon」シリーズと、業界で実績のあるパラレルロボットの設計を組み合わせたものだという。Jiang氏は、「特定の用途において、高精度の力制御と適応性を兼ね備えた、パワフルでコスト効率の良いロボティクスソリューションを顧客が必要としていると考えたので、私たちはこの製品を作りました。スピードと精度を向上させたMoonlightは、多目的の生産能力を保持しながら生産効率を高めています」と述べている。

Moonlightの販売開始は、2023年第3四半期を予定している。

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