Elon Musk氏のThe Boring Company、ラスベガスの地下輸送システム「Vegas Loop」の規模を倍増する計画

米TeslaのCEOであるElon Musk氏が設立したインフラ・トンネル建設サービス企業の米The Boring Company(TBC)が、米ネバダ州ラスベガスの地下輸送システム「Vegas Loop」の規模を倍増する計画を発表した。

Vegas Loopは、車1台が通れるほどの大きさの、1本あるいは複数の地下トンネルからなり、テスラ車を使用して任意の2つのステーション間を高速接続するというものだ。

Vegas Loopのうち、ラスベガス・コンベンション・センター(LVCC)のコンベンションや展示会の参加者がLVCC内を移動する際に利用できる「LVCC Loop」は、2021年4月にオープン。その後のすべてのコンベンションで運用されている。

例えば、LVCCの新しいウエストホールから既存のノースホール・セントラルホールまでは、標準的な速度で歩くと25分ほどかかる。VEGAS LOOPを利用すれば所要時間約2分での移動が可能となる。

LVCC Loop は、1時間に4400人以上のコンベンション参加者がLVCC内を移動できるように設計されており、3人乗りのテスラ車で運用しているが、将来的には最大12人乗り車両の使用も予定しているという。

2021年10月時点ですでに、51駅を結ぶ29マイル(約47km)のトンネルネットワーク計画が、ラスベガス市を含むクラーク郡の委員会全会一致で承認されている。TBCは、ラスベガス・ストリップ沿いのリゾート、ハリー・リード国際空港、アレジアント・スタジアム、ラスベガスのダウンタウン、そして最終的にはロサンゼルスまで、Vegas Loopのサービスを拡張することを目指している。

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