液晶モニターの代わりに100インチ級のAR画面を持つノートPC「Spacetop」

Sightful/YouTube

イスラエルのスタートアップ企業Sightfulは2023年5月18日、拡張現実(AR)の画面を持つノートPC「Spacetop」を発表した。同社は、本製品によってプライベートな仮想空間を持ち運べると説明している。

Spacetopの本体は、一見すると液晶モニターの無いノートPCだ。表示装置としてARグラスが付属する。このARグラスで、100インチ級の仮想画面を展開する。

一般的なノートPCの場合、13~16インチの画面サイズによる制約から、無数のタブを開いたり、複数のウインドウを常に切り替えたりする必要がある。Spacetopのユーザーはこのような煩雑な操作から解放され、眼前のアプリケーションに集中できる。

同製品は、自宅のソファ、カフェや航空機内で仕事をする際、必要に応じたサイズの仮想モニターを用意できる。使用者本人以外には画面が見えないため、周囲の視線を気にする必要がなく、覗き見防止フィルターも不要だ。

Sightfulに出資する米Corner Venturesの共同創設者兼ゼネラルパートナーであるMarvin Tien氏は、Spacetopの役割について、現実と拡張現実の架け橋になるだろうと説明した。

同社は、本発表のなかで、Spacetopの早期アクセスプログラムとして1000人のアーリーアダプターの招待を開始した。

関連情報

Meet Spacetop: The World’s First Augmented Reality Laptop | Business Wire
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