長期間潜水しながら活動する小型ドローンシステム――水中のデジタルツインに寄与

スイスの水中ドローンメーカーHydromeaと、ノルウェーで非接触充電システムの開発を手がけるUnpluggedは2023年5月11日、水産養殖産業向けとして、海中の設備点検やモニタリングをするドローンシステムの開発に関するパートナーシップの締結を発表した。

この共同事業には、スイスとノルウェー両国の国立機関がそれぞれ出資し、合計200万ユーロ(約3億1000万円)の資金が用意される。プロジェクトの実施期間は、30カ月となる見通しだ。

両社の目標は、一度の潜水で数カ月にわたって水中に留まる「小型水中ドローン」の開発だ。例えば、水産養殖に関する日々のデータを収集するサービスのなかで、このデータを遠隔地の養殖業者に転送し、設備の状態をモニタリングする用途がある。

HydromeaのCEOであるIgor Martin氏は、洋上の風力発電や水産業等を合わせた市場規模は、年率2桁の成長が見込まれていると説明した。なかでも、海中設備の状態を監視するニーズは今後10年で飛躍的に増えると分析している。

UnpluggedのCOOであるThomas Meyer氏は、小型・低消費電力ドローンのプラットフォームにより、センサーやインフラ間の高度な通信リンクを構築できると解説した。これにより、水中資産を監視する技術が、「水中でのデジタルツイン」の確立につながると述べた。

関連情報

Hydromea and Unplugged receive EUR 2M to build a miniature resident underwater drone system

関連記事

アーカイブ

fabcross
meitec
next
メルマガ登録
ページ上部へ戻る