薄形フレキシブル電池の高容量品を開発――従来品と比較して容量が倍増 マクセル

マクセルは2023年6月27日、同社の薄形フレキシブル電池 「Air Patch BatteryⅡ」の高容量品「AP II 112530」および「AP II 115055」を開発したと発表した。既にサンプル出荷を開始しており、2024年度の量産開始を予定している。

AP II 112530はサイズが25×30×1.1mmで、容量が36mAh。また、AP II 115055はサイズが50×55×1.1mmで、容量が300mAhとなっている。同じ面積の同社従来品「AP II 082530」および「AP II 085055」と比較して、容量がそれぞれ2倍となった。

AP II 112530を20°C環境下、平均消費電流4μAの負荷で用いた場合の使用期間は1年。また、20°C環境下において電流50mAを10ミリ秒間3秒間隔で放電したところ、最大放電ピーク電流は50mAとなった。ともに保管条件、使用条件および電池品名(標準容量)によって異なる。

Air Patch BatteryⅡは、薄形でフレキシブルな点を特長とする。血糖値や体温などの生体情報モニタリングや、インスリン、鎮痛剤などの薬剤投与に使用する医療/ヘルスケアパッチに加えて、物品の位置情報、使用状況や温湿度などをモニタリングする物流管理タグなどでの用途に適する。

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