- 2023-7-12
- ニュース, 制御・IT系, 製品ニュース, 電気・電子系
- R-Car S4, R-Car S4 Reference Board, R-Car S4 Whitebox SDK, SoC(System on Chip), STARTER KIT, アプリケーション開発, カーサーバ, コネクティビティモジュール, コミュニケーションゲートウェイ, ルネサス エレクトロニクス, 評価ボード, 車載, 車載コミュニケーションゲートウェイ, 載開発環境, 開発ボード, 開発環境
ルネサスエレクトロニクスは2023年7月11日、車載コミュニケーションゲートウェイ用のソフトウェア開発に向けた開発ボード「R-Car S4 Starter Kit」の販売を開始すると発表した。
同開発ボードは、同社の車載コミュニケーションゲートウェイ用SoC(System on Chip)「R-Car S4」のソフトウェア開発に向けたものとなっている。
R-Car S4に向けては、従来より評価ボードとソフトウェアを備えた開発環境「R-Car S4 Reference Board」を提供していたが、今回の開発ボードはより安価で購入できる。
カーサーバやコネクティビティモジュール、コミュニケーションゲートウェイなどの初期評価に着手しやすくなるため、アプリケーション開発の加速に寄与する。
R-Car S4が搭載しているイーサネットTSNスイッチ、CAN FDといった主なインターフェースを採用。また、4GバイトのLPDDR4、128GバイトのUFS(Universal Flash Storage)、64MバイトのQuad SPIフラッシュといったメモリを備えた。
加えて、拡張コネクタにも対応した。周辺機能を拡張することで、ハードウェアをカスタマイズできる。
さらに、2023年8月末には、R-Car S4用のオープンな車載開発環境「R-Car S4 Whitebox SDK」が同開発ボードに対応する予定。R-Car S4 Whitebox SDKは、IPS(Intrusion Prevention System:不正侵入防止システム)、IDS(Intrusion Detection System:不正侵入検知システム)などのネットワークセキュリティやOTA(Over The Air:ソフトウェアのアップデート)に対応する。
用途に合わせたサンプルソフトウェアやリソースモニタリングツール、テストプログラムも同梱し、さまざまな試作や評価が可能。サンプルソフトウェアは、ユーザー独自のアプリケーション開発にも利用可能となっている。
関連情報
車載コミュニケーションゲートウェイ用のソフトウェア開発を加速する開発ボード「R-Car S4 Starter Kit」を発売 | Renesas