米Lockheed Martinと米Aerojet Rocketdyne、射程距離500kmを超える長距離精密ミサイルの開発へ

Photo credit: Lockheed Martin

米Aerojet Rocketdyneは2023年6月21日、米Lockheed Martinが米陸軍向けに開発している「LRMF(Long Range Maneuverable Fires)」ミサイル推進システムの開発を担当すると発表した。

LRMFミサイルは、499km先を標的にする精密打撃ミサイル(PrSM)を大幅に上回る射程距離を持つミサイルだ。アメリカからウクライナに提供されたことで話題になった、高機動ロケット砲システム「HIMARS」などの既存の発射装置で用いられる予定だ。2023年3月にLockheed Martinが開発を受注したと発表していた。

Aerojet RocketdyneのCEO兼社長であるEileen P. Drake氏は「当社の推進力は、何十年にもわたって米軍のシステムに動力を供給してきました。その経験と有能な人材を活用した、射程を大幅に伸ばした次世代ミサイルの開発を楽しみにしています」と説明した。

LRMFの開発プログラムは、多数のフェーズに分けて進められる。現在のフェーズ1では、設計とリスクの軽減に焦点が当てられており、その後、飛行実証テストが実施される予定だ。

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Aerojet Rocketdyne Teams with Lockheed Martin to Develop Long Range Maneuverable Fires Missile | Aerojet Rocketdyne

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