Eve Air Mobilityとユナイテッド航空、サンフランシスコでのeVTOL定期便運航計画を発表

Eve Air Mobility(以下、Eve)とユナイテッド航空は、2023年6月14日、米カリフォルニア州サンフランシスコのベイエリアでeVTOL(電動垂直離着陸機)の定期便を運航する計画を明らかにした。

Eveは、ブラジルの航空機メーカーEmbraerのイノベーション部門であるEmbraer-Xから生まれたスピンオフ企業だ。2022年に、ユナイテッド航空は同社に1500万ドル(約21億2000万円)の投資と、eVTOL200機と200機の追加オプション条件付き購入契約を発表しており、同社のeVTOLをベイエリアのアーバン・エア・モビリティとして活用する。

EveのeVTOLは完全電動で航続距離60マイル(約97km)を誇り、ローターと固定翼の両方を有する。垂直飛行時はローターを、巡航飛行時は固定翼を使い、飛行中に位置を変える必要があるコンポーネントはない。eVTOLの就航は2026年を予定しており、パイロット操縦による有人運航の予定だが、将来的には無人での運用も視野に入れている。

Eveの共同CEOであるAndre Stein氏は「私たちの共通の目標は、米国で最も人口密度の高い都市部の一つであるサンフランシスコ・ベイエリアの住民と訪問者に、効率的でコスト競争力のある交通手段を提供することです。ベイエリアの規模や交通量、持続可能性、革新性、移動手段の選択肢を増やすことへのコミットメントに重点を置いている点を考慮すると、eVTOLの飛行にベイエリアは最適です」と述べている。

関連情報

United Airlines and Eve Air Mobility Collaborating to Bring First Electric Commuter Flights to San Francisco – Eve

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