VR/AR向けヘッドマウントディスプレイを想定した大型で高精細な1.3型OLEDマイクロディスプレイを商品化 ソニーセミコンダクタソリューションズ

ソニーセミコンダクタソリューションズ(SSS)は2023年8月24日 、大型で高精細な1.3型OLEDマイクロディスプレイ(Organic Light-Emitting Diode Microdisplay)「ECX344A」を商品化し、サンプル出荷を2023年11月(予定)より開始すると発表した。リアルな空間を4Kの高解像度で再現する。サンプル価格15万円(税抜)。

ECX344Aは、主にVR(仮想現実)やAR(拡張現実)向けヘッドマウントディスプレイでの活用を想定。大型な1.3型ディスプレイで4Kの高解像度を有し、リアリティを高めた滑らかな映像を提供する。また、VR、AR向けヘッドマウントディスプレイでの体験価値向上に向け、特性と機能を充実させている。

トランジスタのレイアウトやプロセスの最適化に加え、独自の補正回路によってトランジスタ特性のばらつきを改善。4Kの解像度を有しながら、均一な輝度特性による高画質を提供する。また、毎秒90フレームの滑らかな映像を提供するため、新開発の高速駆動用ドライバー回路を実装している。

ディスプレイの画像比較イメージ図
左:従来品(約40µmピッチ:参考)、右: 新商品(6.3µmピッチ)

ECX344Aは、色域を広げながら、光の利用効率を改善する独自の画素構造を採用。色域と輝度の性能は、従来技術ではトレードオフの関係にあったが、ECX344Aは独自の画素構造により、DCI-P3を96%カバーした広色域と高輝度を両立している。

また、仮想空間での映像の遅延や残像を改善。毎秒90フレームの高フレームレートに加え、画素の発光時間を従来比で5分の1(Duty 20%駆動)と短くし、残像感を低減させた滑らかでクリアな映像を提供する。さらに、Duty 20%駆動でも、一般的に搭載製品の明るさとして求められる1000cd/m2の輝度があるため、明るさと残像感の低減を両立している。

表示モードは、解像度を落とさずに4K解像度の入力データをディスプレイに表示する「Normal mode」、2K~2.5K解像度の入力データを4Kにアップスケールしてディスプレイに表示する「Upscale mode」、人の視野中心を高解像度、視野の外側に向かうほど解像度を落として描写する「Foveated scan mode」の3種類を用意。用途に合わせて選べる。

関連情報

リアルな空間再現に貢献する大型で高精細な1.3型4K※1 OLEDマイクロディスプレイを商品化~VR/AR向けヘッドマウントディスプレイの体験価値を拡大~|ニュースリリース|ソニーセミコンダクタソリューションズグループ

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