欧州、EVの急速充電ステーションを60kmごとに設置を義務付けへ

欧州理事会は2023年7月25日、欧州全域における急速充電および水素ステーションの増設に向けた新法案を採択した。

採択された「代替燃料インフラ規則(AFIR:Alternative Fuel Infrastructure Regulation)」により、今後数年間で欧州全域に代替燃料用の急速充電および水素ステーションが設置され、運輸部門の二酸化炭素排出量を大幅に削減できるようになる。

具体的には、2025年までに「汎欧州運輸ネットワーク(TEN-T:Trans-European Transport Network)」に沿って、出力150kw以上の急速充電器を1基以上備えた普通自動車/商用車用充電ステーションを60km以下の間隔で設置するとしている。また、大型車両向けには、出力350kw以上の充電器を1基以上備えた充電ステーションを、TEN-Tの中核ネットワーク沿いに60kmごとに設置し、より広範なTEN-Tの包括的ネットワーク沿いに100kmごとに設置するとしている。

また、水素ステーションについては、2030年までに、すべての都市結節点とTEN-Tの中核ネットワーク沿いに200kmごとに設置するとしている。

この新規則は、夏以降にEUの官報に掲載される予定で、掲載の20日後に発効され、発効日の6カ月後から適用となる。

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Alternative fuels infrastructure: Council adopts new law for more recharging and refuelling stations across Europe

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