DeltaHawk、水素燃料で作動する航空機用ピストンエンジンを開発中

ジェット燃料ピストンエンジンを製造するDeltaHawkは2023年11月16日、同社の複数市場向けエンジンファミリーの水素燃料バージョンについて、高度なシミュレーション解析を完了したと発表した。この結果は、同社の適応性の高いエンジン構造が水素燃料にも対応できるだけでなく、航空分野やゼロエミッション車(ZEV)、商用電源アプリケーション、防衛プラットフォームなど、さまざまな市場で応用できることを実証している。

水素燃料内燃エンジンは、燃料電池に比べて水素不純物に対する耐性が高い。また、同社のエンジン設計は、一般的な燃料電池技術に比べて時間経過による出力低下が大幅に軽減されており、使用期間が長くなるにつれ燃料電池より燃費が良くなるという。

同社は現在、航空用エンジン構造を活用し、水素燃料を使用する新しいエンジンファミリーを開発中だ。特許取得済みの2ストローク技術に基づいた、コンパクトで軽量、耐久性のある同社の設計により、この新しいエンジンファミリーは水素燃料にとって理想的なソリューションになるという。

関連情報

DeltaHawk Engines Launching Hydrogen Engine Program – DeltaHawk

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