Pratt & Whitney Canada、ハイブリッド航空機向け1500V高電圧双方向充電ユニットを発表

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RTXコーポレーションの一部門であるPratt & Whitney Canadaは2024年1月22日、ハイブリッド航空機向け高電圧双方向充電ユニットを発表した。

同ユニットは、高出力バッテリーを最大280kW、1500Vで充電できる先進的なMCU（Mobile Charging Unit：モバイル充電ユニット）だ。産業界が高電圧アプリケーション向けに進めている「Megawatt Charging System」規格との互換性もある。充電だけでなく放電も可能で、未使用のエネルギーを電力網に戻すことができる。

同ユニットは、RTXハイブリッド電気飛行実証機プロジェクトの一環として、NRC（National Research Council of Canada：カナダ国家研究会議）およびIVI（Innovative Vehicle Institute）と共同で開発された。NRCは、プロジェクトで使用される2つの充電ユニットのハードウェア設計と組み立て、試験、納入を主として担当し、IVIは、分散制御と保護アルゴリズムの開発に協力した。

Pratt & Whitney Canadaは、実証機の推進システム試験を引き続き進める。この実証機は、最新のリージョナルターボプロップ機より燃料効率を30％改善し、CO₂排出量を削減することを目標としている。

2024年内に、推進システムはスイスのH55が開発したバッテリーに接続され、MCUを使用して充電される予定だ。

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