- 2024-3-4
- 製品ニュース, 電気・電子系
- FDK, HR-AATEZ, IATF16949認証, RoHS指令, ニッケル水素電池, 欧州電池規則(2023/1542), 車載アクセサリー機器, 長寿命
FDKは2024年2月29日、新たにニッケル水素電池「HR-AATEZ」を製品ラインアップに加え、2024年4月から量産出荷を始めると発表した。用途として、eCallやトラッキング、カーアラーム、ドライブレコーダーなど車載アクセサリー機器を想定している。
車載アクセサリー機器が多様化するのに合わせ、同社はすでに低温環境下での放電性能を向上させたニッケル水素電池「HR-AAUTEW」や、寿命特性を向上させた「HR-AAUTEWM」を発売してきた。しかし、電池のさらなる長寿命化を求める声が高まっていることから、新たな電池を開発した。
新発売されるHR-AATEZはHR-AAUTEWMをベースに、さらに高耐久化した水酸化ニッケルや水素吸蔵合金、電解液、外装缶などを採用。従来のセルより電池容量を増やすことで、寿命特性を一層向上させた。HR-AAUTEWMと比べ、寿命が約2倍に伸びたため、電池交換の頻度を減らせ、利便性もより向上する。
同社は1991年からセキュリティや車載、医療、家電などさまざまな用途に適したニッケル水素電池を製造、販売している。ニッケル水素電池はIATF16949認証を取得した高崎工場で生産し、RoHS指令、欧州電池規則(2023/1542)などの各種法令にも準拠している。
関連情報
車載アクセサリ市場向け長寿命ニッケル水素電池(AAサイズ)を開発~ 耐久性に優れた新規材料採用で長寿命電池のニーズに対応 ~ | FDK