米Google、コード生成を支援するAI機能「Gemini」をAndroid Studioで公開

米Googleは2024年4月8日、コード生成を支援するAI機能である「Gemini 1.0 Pro model」を、Android Studioに導入すると発表した。Geminiの自然言語処理能力を活用し、Android開発におけるコード生成、関連リソースの検索、ベストプラクティスの学習などを通じて、開発効率の向上を目指す。

ただし、現時点でGeminiはプレビュー段階にあり、動作が不完全になる場合があり、不正確な情報や誤解を招く内容、誤情報を含む内容が出力されることがある。コード生成の場合は、予期しない結果、不十分な最適化処理、不完全な結果が現れる場合がある。

このためGeminiの利用時は、不完全な動作に備えて応答の内容を常にダブルチェックし、エラーやバグ、脆弱性がないか、コードを慎重にテストしてレビューする必要がある。

Geminiとの対話では、主にチャットウィンドウを利用する。簡単な質問から個別の問題まで、多様な問いに回答する。例えば、「アプリにカメラ機能を追加する方法は?」や、「Android端末で位置情報を取得するには?」といった質問に即座にコードを生成する。

また、Geminiには、チャットのほかにも、開発フローに統合する手段となる「エントリポイント」が用意されている。生成されたコードをワンクリックでエディタに挿入したり、アプリの仕様書にあたる「Androidマニフェスト」に挿入したりできる。

現在、Geminiは180以上の国と地域から無料で試用できる。対応言語は英語だ。

関連情報

Android Developers Blog: Android Studio uses Gemini Pro to make Android development faster and easier
Android Studio での Gemini | Android Developers

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