米空軍、電動垂直離着陸機「BlackFly」の評価を実施

U.S. Air Force photo by Matthew Clouse

アメリカ空軍研究所のイノベーション部門であるAFWERXは2024年7月31日、Modern Technology Solutions Inc.(MTSI)と共同で電動垂直離着陸機(eVTOL)「BlackFly」の評価に取り組んでいると明かした。

BlackFlyは、Pivo​​talが開発と製造を請け負った固定翼有人航空機だが、軍事用途の可能性をより深く探るために無人構成でテストされた。AFWERXの飛行試験エンジニアであるJosh Lane氏によると、飛行能力だけでなく、電気充電システムやポータブル充電器などのインフラストラクチャーの検討が評価の焦点となっている。

すでにテストが実施されたのがAFWERXのパートナーであるDANNARのリモコン式モバイルパワーステーションだ。大容量のリチウムイオンバッテリーで最大0.5MWの電力を蓄えることができ、四輪駆動とマルチモードステアリング機能により、厳しい環境に対応する。BlackFlyは20分のテスト飛行後にDANNARのバッテリーに接続され、充電時間など多様なデータが収集された。

評価は2024年6月中旬から始まっており、9月中旬までをめどに実施される予定だ。

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AFWERX, MTSI evaluate electric vertical takeoff, landing aircraft for military applications > Air Force Materiel Command > Article Display

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