完全自律型の防空システムで、空中脅威に対する早期警報を実証 米L3Harris

米防衛関連企業L3Harris Technologiesは2024年8月7日、ロボットベースで機動性の高い短距離防空能力の開発を進めており、そのプロトタイプとなるシステムを、米陸軍が実施した2024年のフィールド実験「Project Convergence Capstone 4(PC-C4)」で試行したと発表した。

PC-C4は米陸軍に変革を与え、勝利に不可欠な戦略を特定するための一連の演習実験で、L3Harrisは完全自律型の戦闘車両に高度な長距離偵察と電子攻撃機能を統合し、見通し外からの操縦による地対空能力を強化した。

プロトタイプのシステムは厳しいフィールド実験において、6日間にわたり険しい地形の中を約175km走行し、対無人航空機システムの監視および電子戦能力を発揮した。このシステムは自律的に相互参照するマルチセンサーを備えており、26km以上離れた場所から運用し、空中脅威に対する早期警報を知らせることができた。

L3Harrisの航空戦闘システム部門長であるJennifer Lewis氏は「さらなる機能の改善、戦略的な意思決定、そして最終的には、新たな戦力として強力な能力を届けるための貴重な洞察を得ることができた。」と述べた。

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L3Harris Prototype Demonstrates Cutting-Edge Capabilities for Autonomous Air Defense | L3Harris® Fast. Forward.

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