NATOが6千万ユーロ分の水中機雷除去用ドローンを発注

Exail Robotics Belgiumが2024年8月27日、NATO支援調達庁(NSPA:NATO Support and Procurement Agency)より、水中機雷除去用ドローン「K-Ster C」と訓練用ドローン「K-Ster CT」、関連機器を受注したと発表した。受注金額は約6千万ユーロ(約95億7800万円)で、同ドローンシステムは主にベルギーとオランダ海軍で使用される予定だ。

K-Ster Cは、機雷を無力化するために効率的に設計された消耗型ドローンだ。コンパクトかつ軽量で、配備と操作が容易でありながら、あらゆる種類の機雷を処理できる強力な指向性爆薬と正確な照準/起爆が可能な誘導システムにより、機雷原の安全かつ確実な除去を保障する。K-Ster Cとともに発注された訓練用のK-Ster CTは、不活性弾頭を搭載しており、実弾のリスクを伴わずに効果的な訓練を可能にする。

K-Sterシリーズは、機雷対策システムにおける同社の40年の経験を基に開発され、世界中の海軍で使用された実績を持つ。船上などから制御できるほか、無人水上艦や自律型水中機などとの統合も可能だとしている。

関連情報

NATO awards Exail Robotics Belgium a €60 million contract for underwater mine disposal vehicles – Exail

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