鉱業大手Rio Tintoは、2024年7月、カナダ北部のダイヤモンド鉱山であるダイアヴィク鉱山で、発電容量3.5メガワットの太陽光発電プラントの設置を完了した。同プラントはカナダ北部で最大規模のオフグリッド発電プラントとなり、年間420万キロワット時を生み出す見込みだ。
設置した太陽光パネルは6620枚に及び、同鉱山で消費するディーゼル燃料を年間100万リットル削減するという。これはCO2排出量2900トンの削減に相当するという。
ダイアヴィク鉱山での商業生産は2026年に終了し、閉鎖作業は2029年まで続く。太陽光発電プラントは閉鎖作業期間中に必要な電力の25%を供給する予定だ。
同鉱山では、2012年から風力発電プラントが稼働しており、これまでに1億9500万キロワット時を超える電力を供給してきた。太陽光発電プラントはこの風力発電を補完するもので、同鉱山の最高執行責任者であるMatthew Breen氏は「カナダ北部で最大のオフグリッド太陽光発電プラントは、われわれの操業に関わるエネルギー効率を向上させるものとなる」と強調した。
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Rio Tinto completes construction of its solar power plant at Diavik Diamond Mine | Business Wire