コンパクト・レーザー兵器が合同軍事演習で大型ドローンの撃墜に成功 米Boeing

米Boeingは2024年10月11日、コンパクト・レーザー兵器システム(CLWS)がアメリカとサウジアラビアの合同軍事演習で大型ドローンの撃墜に成功したと発表した。

「RED SANDS」と呼ばれる同演習は毎年、急増する無人航空システム(UAS)に対抗するため、両国で共催されている。BoeingのCLWSは、5kWのレーザーを使用し、最大重量600kgに及ぶ大型ドローンであるGroup3のUASと交戦して撃墜した。

同社のプログラムマネージャーのRon Dauk氏は、「RED SANDSで唯一の指向性エネルギーシステムであるCLWSは、現代の戦場における広範囲で階層化された防空の重要なピースとして、戦闘員のニーズに適合することを改めて証明しました」と説明した。

BoeingのCLWSがこれまでの演習で撃墜したドローンは、500機近くに及ぶ。Group3に加え、FPV(一人称視点)ドローン、群れを成すものまでさまざまなドローンを撃墜した。これらの演習は、Xboxコントローラーによる操作の訓練を1時間程度受けた操縦者により達成された。CLWSは、0.2~2.5kmの範囲でUAS対策を提供し、固定と移動構成の両方で運用可能だ。

関連情報

Boeing compact lasers down Group 3 drones for first time

関連記事

アーカイブ

fabcross
meitec
next
メルマガ登録
ページ上部へ戻る