量産化に向けた太陽光電気自動車の初走行試験に成功 米Aptera

Aptera/YouTube

太陽光を動力源とする電気自動車(solar electric vehicle: sEV)を開発している米Aptera Motorsは2024年10月30日、量産化に向けたsEV初号機の初めての走行試験に成功したと発表した。

「Mercury」と命名した初走行試験では車両に太陽光パネルやボンネットは装着せず、デザインやコンポーネントおよび走行距離、充電能力、効率性といった重要指標を低速走行によりテストする。

この車両には、独Vitesco Technologiesのアクスルドライブ「EMR3」を搭載し、Apteraのバッテリーパックとともに機能することを確認した。

Apteraはバッテリー性能に応じた走行距離が250、400、600、1000マイル(約402、644、966、1609km)のsEVを投入する計画であり、ホームページでは予約を受け付けている。すでに約5万件の予約注文が入っており、それぞれの機能が検証されるたびに、高速走行によるさらに厳しい環境でのテストを続けていく。

共同創業者兼共同CEOのSteve Fambro氏は「効率性、持続可能性、エネルギーの自立性を再定義する新たな自動車の実現に向けて、われわれの取り組みは着実に進んでいる」と強調した。

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