大型ピックアップトラック向けの6.7Lターボディーゼルエンジンが登場 米Cummins

自動車エンジンを製造する米Cumminsは2025年1月7日、フルサイズ型ピックアップトラック「RAMヘビーデューティー」向けの2025年型エンジンとして、「6.7リッターターボディーゼルピックアップエンジンシステム」を発表した。

このシステムを搭載する車両は、Stellantisの子会社Stellantis North Americaが2025年モデルとして発表した、RAM 2500、3500ヘビーデューティーピックアップと、RAM 3500、4500、5500シャシーキャブトラックだ。

エンジンの性能は、ピックアップ車で最高出力430馬力、最大トルク約1458 N・m、シャシーキャブ車は最高出力360馬力、最大トルク約1085N・mを発生する。新型の8速トランスミッションと相まって、出力、応答性に優れるという。

このエンジンを搭載するRAM 2500は、ヘリカルギアを用いたバルブトレイン同期技術を使用することで、自動車の快適性の基準とされる騒音、振動、ハーシュネス(NVH)を抑え、より静かな走りを提供する。

このエンジンには、ソフトウェア更新が提供される。また、オイルフィルターと燃料フィルターは、エンジンの上側から整備できる。さらに、高度なグロープラグ技術により、エンジンが環境温度と同じかそれよりも冷えた状態で始動するコールドスタート管理も改善された。

CumminsとRAMは、1989年以来の長いパートナーシップを築いている。Cumminsは、今回の新エンジンを、米インディアナ州コロンバスで製造する。

関連情報

Cummins launches next generation 6.7L Turbo Diesel Pickup engine system for 2025 Ram Heavy Duty Trucks | Cummins Inc.

関連記事

アーカイブ

fabcross
meitec
next
メルマガ登録
ページ上部へ戻る