- 2025-2-10
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![](https://engineer.fabcross.jp/wp-content/uploads/2025/01/250127_next-generation-6.7L-Turbo-Diesel-Pickup-engine-system.png)
自動車エンジンを製造する米Cumminsは2025年1月7日、フルサイズ型ピックアップトラック「RAMヘビーデューティー」向けの2025年型エンジンとして、「6.7リッターターボディーゼルピックアップエンジンシステム」を発表した。
このシステムを搭載する車両は、Stellantisの子会社Stellantis North Americaが2025年モデルとして発表した、RAM 2500、3500ヘビーデューティーピックアップと、RAM 3500、4500、5500シャシーキャブトラックだ。
エンジンの性能は、ピックアップ車で最高出力430馬力、最大トルク約1458 N・m、シャシーキャブ車は最高出力360馬力、最大トルク約1085N・mを発生する。新型の8速トランスミッションと相まって、出力、応答性に優れるという。
このエンジンを搭載するRAM 2500は、ヘリカルギアを用いたバルブトレイン同期技術を使用することで、自動車の快適性の基準とされる騒音、振動、ハーシュネス(NVH)を抑え、より静かな走りを提供する。
このエンジンには、ソフトウェア更新が提供される。また、オイルフィルターと燃料フィルターは、エンジンの上側から整備できる。さらに、高度なグロープラグ技術により、エンジンが環境温度と同じかそれよりも冷えた状態で始動するコールドスタート管理も改善された。
CumminsとRAMは、1989年以来の長いパートナーシップを築いている。Cumminsは、今回の新エンジンを、米インディアナ州コロンバスで製造する。