- 2017-5-30
- 用語集
- Global Positioning System, GPS
GPS(Global Positioning System)とは?
GPSとは、アメリカが運用するGPS衛星からの電波を元に現在位置を測定するシステムだ。GPSは信号を受信する装置さえ用意すれば誰でも利用できるので、測量やナビゲーションなど幅広い分野で使われている。
GPSは、約12時間で地球を一周して信号を発信し続ける約30個のGPS衛星と、上空にある衛星からの電波を受信する受信器から構成される。受信機は1575.42MHzのL1波を受信し、それに含まれるシグネチャコード(C/Aコード)から位置情報を算出する。
複数の衛星からの電波を使って測位するため、大気中の電離層や対流圏、建造物などによる遮蔽やマルチパスによる電波の乱れなどの影響によって、位置精度が悪化する場合がある。
GPS(Global Positioning System)を取り扱う企業は?
GPSについては、新日本無線が「CCA-705 」「7DLTS0075」などのGPSモジュールやGPSチップ、パナソニックが「L1」や「CA-PN20D」などのGPSアンテナ、カーナビゲーションシステム「ストラーダ」や「ゴリラ」、富士通パーソナルズが「かんたん位置情報サービス」などを開発・製造・販売している。
GPS(Global Positioning System)に携われる求人は?
GPS受信機の開発に関係した「電子回路設計」「ファームウェア開発」「レイアウト設計」「パターン設計」の求人が出てきている。アンテナの「開発設計」に関連した募集も多く、「アンテナ設計」「整合回路設計」「無線特性評価」などの求人も見掛ける。また、GPSを利用したリアルタイム速度監視や位置情報通知などの応用システムに関係した「システム設計開発」や「検証」作業の求人もある。
その他にも、GPSを応用した機器の「保守運営」に関する求人もあり、利用中の機器の点検や整備を担当する「メンテナンス」、ユーザーへの技術指導を行う「サービスエンジニア」などの求人がある。