イメージセンサとは?
イメージセンサとは、レンズから入った光を電気信号にコンバートする半導体である。これまではCCD(Charge Coupled Device)が主流で、一眼レフなどの高級カメラに搭載されていた。
近年ではCMOS(Complementar Metal Oxide Semiconductor)技術を利用したセンサの小型化や技術革新が進んでおり、iPhoneやGalaxyなどのスマートフォンにも高性能なイメージセンサが搭載されるようになった。iPhone7/7 Plusには、1200万画素の高解像度カメラが搭載されている。
イメージセンサを取り扱う企業は?
2014年度の世界におけるイメージセンサの世界シェアをみると、Sonyが40.2%とトップ、そしてOmnivision(15.7%)、Samsung(15.2%)が続く。上位3社は、いずれもスマートフォン向けのイメージセンサベンダーとしてシェアを伸ばしている。特に、SonyはiPhone搭載のカメラ(インカメラ、アウトカメラ両方)にイメージセンサが採用されているのが大きい。
アメリカの調査会社IC Insightsによると、2015年のCMOSイメージセンサの世界売上高は99億ドルに達しており、今後も自動車向けシステムなどの需要増により成長傾向が続くと分析している。
イメージセンサに携われる求人は?
CMOS関連技術に関わる求人割合が多い。センサー開発、画像・信号処理関連技術、プロセス処理関連技術に関わるエンジニア職や、画素設計・回路設計など設計職がある。使用言語としてはC++、JAVAなど他の開発でも用いられる言語の割合が多い。
その他、デバッグやテスター、品質試験や性能・信頼性評価、テクニカルサポートなどが多く、イメージセンサメーカーや関連サプライヤからの求人が多い。