レゴの自動車模型を造るYouTuber、雪道に最適な駆動方式を解説

Brick Technology/YouTube

YouTubeチャンネル「Brick Technology」は、レゴブロックの自動車模型を使った動画が特徴だ。2023年9月30日に公開された動画では、様々なタイプの車両で氷で覆われた急勾配を想定した、坂道の登坂能力をデモンストレーションしていた。様々な駆動方式を用意してそれぞれ比較している。

凍結した坂道の運転でスリップしてうまく登れなかった経験はないだろうか。多くの場合4輪駆動車を用意したり、スタッドレスタイヤでグリップ力を確保したりするが、より効率的な駆動方式があるようだ。

このデモでは食器用洗剤と水を混ぜてガラス板の表面に塗布することで氷上の走行をシミュレートした。ガラス板の角度を変えて車両がうまく登り切れるかを試している。動画ではそれぞれの場面で車両を改造していく様子も観られる。

後輪駆動車の場合当初7%の勾配は登れなかったが、重りを加えてクリアした。ところが、10%になると滑り落ちてきてしまう。全輪を駆動した場合は10%の勾配はクリアするものの、15%になるとさすがにうまく登ることができない。

その後後輪を2軸に増やした6輪、さらに前輪を2軸にした8輪(いずれも後ろ4輪はダブルホイール)と増強し、勾配も徐々に急になる。ついにはタイヤをキャタピラーに替えてしまうが、これでも17%の勾配はクリアできなかった。

17%の勾配をクリアできたのは6本脚で「歩く」車両だ。脚には当初風船のゴムを装着していたが、滑り止めを布地に変えることでグリップ力を改善した。最終的にはプロペラの風力を追加した8本脚の車両が60%の急勾配をも登り切った。

関連情報

Driving Lego Vehicles Up A Slippery Slope – YouTube

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