貨物用大型ドローンを開発する米MightyFly、米空軍の輸送ミッションを契約

電動垂直離着陸機(eVTOL)の貨物航空機を開発する米MightyFlyは、2023年11月2日、アメリカ空軍のAFWERXプログラムによる支援契約を締結した。これにより空軍は、ハイブリッドeVTOL貨物航空機による、自律配送システムの運用を開始する計画だ。

今回、MightyFlyは、SBIR(革新的技術の開発/商用化の支援プログラム)について、フェーズII契約を締結した。同契約は、自動貨物搭載システム(Autonomous Load Mastering System, ALMS)の開発を主眼とする。なお契約金額は、125万ドル(約1億8500万円)だ。

ALMSの開発により、MightyFlyの第三世代となる「MF100」は、従来の急送物流サービスよりも迅速で効率性、信頼性の向上、経済的な即日配送サービスの構築を狙う。物流、サプライチェーン、製造、医療、製薬、小売ほか多数の事業分野でコスト削減に寄与する。

同社は、2023年9月、Tim Draper氏率いるベンチャーキャピタル、米Draper Associatesによる投資を受け入れた。同社は、新技術で産業を変革するテック企業に対応するアーリーステージのベンチャーキャピタルとして、リーダー的な立ち位置だ。

この資金調達によりMightyFlyは、自律型の貨物航空機の開発を進め、市場参入の取り組みを強化している。

関連情報

MightyFly Awarded the Department of the Air Force SBIR Phase II Contract and Received Investment From Draper Associates |Newswire

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