ドイツのMacファン、1980年代のMacintoshを模した自作PC「Brewintosh」を製作

Kevin Noki/YouTube

ドイツのデザイナー兼職人のKevin Noki氏は、2024年3月18日、自身のYouTubeチャンネルで、Macintosh 128Kの外観を再現したPCを発表した。同氏は、自作PC「Homebrew」とMacintoshの名称を組み合わせて、「Brewintosh」と命名した。

Brewintoshのハードウェアは、プロジェクト始動時に半導体不足に遭遇したことでRaspberry Piが入手できなかったため、代わりに旧型のシンクライアントを使用した。

ソフトウェアは、OSとしてLinuxを搭載し、さらに、1984年から1996年までに販売された初期のMacintoshのソフトウェアを動かすためのエミュレータ、「Mini vMac」を改造して搭載した。

外装は、故障したMacintosh「Plus」の筐体を利用して、パーツを3Dプリントし、研磨してオリジナルと同色で塗装した。ディスプレイには、スーパーのレジ用に使用された10インチモニターを改造した液晶パネルを利用し、USBフロッピードライブも装備した。

完成後、Classic MacOSが記録されたフロッピーディスクを使って、Brewintoshの起動に成功した。また、電源投入時の起動音は、当時のMacintoshのものを再現しており、Noki氏のこだわりが感じられる。キーボードやマウスといった、周辺機器の挙動も確認した。

こうして、Macintoshと瓜二つの形状をしたBrewintoshは、数カ月にわたる懸命な作業の末に完成した。

関連情報

3D Printed Apple Macintosh – The Brewintosh – YouTube

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