スイスのStadlerは2024年3月25日、水素燃料列車「FLIRT H2」が 1741.7マイル(約2803km)の無補給連続運転でギネス世界記録を達成したと発表した。
ギネス世界記録への挑戦は、同車両が型式試験を受けていたアメリカ・コロラド州プエブロのENSCO試験センターで実施。同年3月20日夕方から22日17時23分(山岳部標準時)まで46時間以上、StadlerとENSCOのエンジニアチームは交代で運転を続け、燃料補給や再充電をせずに1回の燃料充填で約2803kmを走行した。
持続可能な公共交通機関には国際的に大きな関心が寄せられており、FLIRT H2は市場で高い評価を得ている。最近ではカリフォルニア州向けに追加受注があったほか、イタリアでも合計15両の水素燃料車両を供給する契約を結んでいる。