- 2024-5-28
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- DGEN380 Aero-Propulsion Research Turbofan(DART), NASAグレン研究センター, Price Induction(現Akira), アメリカ航空宇宙局(NASA), ジェットエンジン, 小型ターボファンエンジン, 超高効率航空機
アメリカ航空宇宙局(NASA)は、2030年代以降の導入を目指す、超高効率航空機の開発に役立つアイデアを検証するために、小型ターボファンエンジン「DGEN380 Aero-Propulsion Research Turbofan(DART)」を活用する計画を立てている。
DARTは2017年にNASAが仏Price Induction(現Akira)から購入したもので、オハイオ州のNASAグレン研究センターで研究開発に利用している。
DARTの大きさは1.3mで、一般的な単通路の旅客機のエンジンと比べて半分ほどの大きさだ。研究者やエンジニアはDARTのコンパクトさを評価しており、新しいデザインのエンジン部品を試す際に、フルスケールの試験装置で実施するよりもDARTを用いた方が安価に済ませられる。
また、DARTはバイパス比が高いのも特徴のひとつとなっており、DARTのデザインは他のジェットエンジンよりも燃料効率が高く、NASAが開発中の新型推進システムをテストするために理想的だという。
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