古河ロックドリルのロックボルト打設ロボットが、「日本建設機械施工大賞選考」委員会賞を共同受賞 古河機械金属

古河機械金属は2024年7月8日、同社グループ会社古河ロックドリルが開発した2ブームロックボルト打設ロボット「ボルティンガー」が、「令和6年度 日本建設機械施工大賞」選考委員会賞を共同受賞したと発表した。

同ロボットは、山岳トンネル工事時に打設するロックボルトを、遠隔操作によって施工することができるロボットだ。ロックボルト打設時の手順を一貫して行うロックボルト打設装置によって、人手で行う場合を比較して施工時間を短縮できる。同装置を左右に2基装備することで、施工時間を大幅に短縮させた。

従来の熟練作業員による施工よりも施工時間を10~20%短縮。作業員を5人から2人に減らすことができたという。同ロボットによる施工技術は、東海北陸自動車道、真木トンネル工事で実証された。

また、従来のように被災リスクの高い切羽直前での壁面へのマーキングや打設角度調整作業が不要になり、キャビン内のモニターから打設位置や角度調整ができるので、施工時の安全性も向上する。

今回、山岳トンネル工事のロックボルト打設作業における安全性と生産性を向上させたことが評価され、同賞を清水建設およびケー・エフ・シーと共同受賞した。

関連情報

ロックドリル部門:2ブームロックボルト打設ロボットが日本建設機械施工大賞を受賞 ~山岳トンネル工事の安全性・生産性向上に貢献~  | 古河機械金属株式会社

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