微小部品向けの高解像度サーモグラフィーを販売――半導体市場等での部品の進化に貢献 日本アビオニクス

日本アビオニクスは2024年12月23日、サーモグラフィー「超高性能ハイエンドモデル Thermo HAWK H9300」を販売開始すると発表した。電子デバイスや半導体などでの研究開発、故障解析用途に適する。

同製品は、微小部品向けの高解像度計測モデルだ。最小1.3μmの空間分解能で温度分布を表示できる顕微レンズをオプションで備えており、数100μm程度の部品でも細やかに温度を計測できる。

チップ抵抗(1.3μm顕微鏡レンズ使用時)

1280×1024画素のセンサーを備えた。マイクロスキャン機能では、2560×2048画素に向上した熱画像を表示できる。フルフレームで180Hzの収録が可能。さらに、高速モード(640×128画素)では1.6kHzの高速測定が可能となる。

常温~高温の上昇を一度に測定可能で、デバイスの電源投入時など、温度変化が大きい条件下で計測できる。

加えて、オプションとして、外部からのパルス信号と同期した計測が可能なトリガ機能や、微小な温度差を検知するロックイン計測にも対応可能となっている。

測定波長が1.5〜5.5μm、測定温度範囲が−10〜1700℃、温度分解能が0.03℃以下(30℃時)、0.02℃(高速モード時)、測定視野角が14.8×11.7度、空間分解能が0.4mrad。500mm以上の距離で測定できる。

サイズは241×123×160±5mm。動作環境温度が−20〜+50℃、保存環境温度が−40〜+60℃、動作および保存環境湿度が95%RHとなっている。

関連情報

微小領域の熱解析を革新!超高性能ハイエンドモデル Thermo HAWK H9300 を発売 ―R&D 市場向けサーモグラフィ ―|ニュースリリース|日本アビオニクス

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