- 2025-2-7
- 技術ニュース, 機械系, 海外ニュース
- Donut Lab, Donut Motor, EV, インホイールモーター, エネルギー, エネルギー消費, ダイレクトドライブテクノロジー, ダイレクトドライブ設計, トラクションコントロール, トランスミッション(変速機), ドーナツ型, パワートレイン, メンテナンス性, 伝達効率, 冷却システム, 出力, 周波数制御, 航続距離
![](https://engineer.fabcross.jp/wp-content/uploads/2025/01/250128_THE-Donut-MotorS.png)
Donut Labは、ドーナツ型のインホイールモーター「Donut Motor」を開発した。
同製品のダイレクトドライブ設計により、従来のパワートレインに必要とされるトランスミッション(変速機)が不要になる。EVの軽量化やコスト削減に寄与するほか、シンプルな設計ができるようになり、メンテナンス性も高まる。エネルギーの伝達効率が良くなるため出力も向上する。エネルギー消費が低減するため、航続距離も伸ばせる。発生する熱が少ないため、冷却システムを追加する必要性も減るという。
また、同社のダイレクトドライブテクノロジーは、ミリ秒単位の周波数制御によりリアルタイムでの精密な制御が可能だ。このレベルの応答性は、従来のシステムが達成できるレベルをはるかに超えるという。動力を車輪に直接供給することで、精度や安定性、トラクションコントロールがこれまでにないほど改善される。
ラインアップは、自動車用(21インチ/630kW/4300Nm/40kg)、セミトラック用(21インチ/200kW/3000Nm/40kg)、バイク用(17インチ/150kW/1200Nm/21kg)、スクーター用(12インチ/15kW/300Nm/8kg)、ドローン用(120mm/3kW/20Nm/1.5kg)の5種類となっている。優れたトルクと出力密度により、幅広いアプリケーションに対応できる。