- 2017-2-21
- ニュース, 機械系
- V型12気筒エンジン, フェラーリ
フェラーリは2017年2月16日、同社史上最もパワフルかつ最速を誇るベルリネッタのファーストモデル「812 Superfast」を第87回ジュネーブ国際モーターショーで発表した。
812 Superfast は、最新の6.5リットルV型12気筒エンジンを搭載したフロント・ミッドシップエンジン・スポーツカー。8500rpmという高い回転数で、800cvの最高出力を発生することが可能だ。フェラーリによると、この出力はプロダクション・エンジン史上最強だという。また、高性能エンジンでは初採用となる350バールのダイレクトインジェクションシステムと自然吸気F1エンジン由来のコンセプト、可変インテークシステムを採用している。
1リットル当たりの出力を表す比出力は123cvと、従来のフロント・ミッドシップエンジン車輌では到達できなかった水準にある。最大トルクは718Nm/7000rpm。その80%以上を3500rpmから発生させることで、低回転域でのドライバビリティおよびピックアップを向上させた。最高速度は340km/hで以上で、車速100km/hに達するまでの時間は2.9秒。燃料消費は14.9l/100kmで、CO2排出ガス340gCO2/kmとなっている。