14年かけて夢を実現――第二次世界大戦の戦闘機を現代に蘇らせる

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Image Credit: John Dibbs/Simon Smith

イギリス人のMartin Phillips氏は、第二次世界大戦の戦闘機「Spitfire」を手作業でリビルドし、再びイギリスの空を飛ばすことに成功した。

同氏によると、きっかけは1999年、40歳の誕生日に友人たちから贈られたプレゼントされた「1本のリベット」だったという。いつかSpitfireを作りたいという夢を持っていたPhillips氏に、友人らはSpitfireに使われていたという小さなリベットを贈り、背中を押されるようにPhillips氏は翌週の月曜日にプロジェクトを開始した。

Phillips氏はまず、英空軍型式「RR232」と呼ばれた「Supermarine Spitfire Mk.IX」の胴体部分を購入し、Spitfireの構造や作り方を本やインターネット、専門家とのコンタクトを通じて独学で学んだという。

公開されている動画の中で、同氏は部品を集めるために3台の自動車を乗りつぶしたと語る。自宅の庭にあったというSpitfireの片翼を持参してプロジェクトに参加した男性もいる。もう片側の翼は、なんと遺失物取扱所で見つけたそうだ。燃料タンクはノルウェーとスウェーデンから、他にもロシアやイスラエル、オランダやフランスから集めた部品もあるという。

プロジェクト開始後14年間で、50人以上の協力者と、自宅脇に製作場を設け、約250万ポンド(3億9千万円)という巨額の資金と膨大な時間を費やして、ついにSpitfireが完成した。Phillips氏は、自分のSpitfireがブリストルのフィルトン飛行場から飛び立った時のことを振り返り、「Spitfireが滑走を始めるのを見て、私はこれまでのことを思い出しながら泣いていた」と語る。

この機体は、その後Spitfireの飛行や訓練を行うグットウッドのBoultbee Flight Academy が運用する機体の1機として、数えきれないほどの飛行を行っているという。Phillips氏は、いつか自分で操縦することを夢に見ながら飛行機の操縦訓練を受けており、さらにもう1機のSpitfireの製作に取り掛かっているそうだ。

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