- 2018-7-13
- 機械系, 製品ニュース
- Audi R8 Coupé V10, Audi R8 LMS GT4, Audiマグネティックライド, quattro, アウディ ジャパン, ミドシップエンジン
アウディ ジャパンは2018年7月12日、市販モデルの「Audi R8 Coupé V10」をベースに開発したレーシングカー「Audi R8 LMS GT4」の国内販売を本格的に開始すると発表した。
GT4は、GT3とTCRの中間に位置するカテゴリーで、近年ジェントルマンドライバーの受け皿として人気が高まっている。今回販売するAudi R8 LMS GT4は、デリバリー開始から約3カ月が経過した2018年3月中旬までに50台を製造し、デビュー戦となった2018年ドバイ24時間レースでクラス優勝を飾った。
Audi R8 LMS GT4は、MR(ミドシップエンジン、後輪駆動)のレーシングカーだ。Audi R8 Coupé V10に採用されている、5.2リットルV10 DOHCエンジンを搭載する。同エンジンは直噴(FSI)とポート噴射(MPI)を備えたデュアルインジェクターを採用しており、低負荷時に片方のバンクを休止するシリンダーオンデマンドやコースティングモードなどにより高出力と高効率を両立。最高出力495ps、最大トルク550Nmを発生する。
Audi R8 LMS GT4は市販モデルと60%以上もの構成部品が共通で、生産も同じく独ベーリンガーホフ工場で行うため、手頃な価格や維持費の設定が可能となった。価格は2989万円(税込。スターターキット、ハンドオーバー作業費用込み。輸送費、スペアホイール、その他オプションは別途)。日本国内では、アウディ ジャパンのカスタマーレーシングビジネスのパートナーである、アドバンスステップがテスト車両を新たに配備した。