自動車の重量を半減する――Gordon Murray Designのシャーシフレーム技術「iStream Superlight」

著名な自動車デザイナー Gordon Murray氏率いるGordon Murray Designは、車体重量をこれまでの半分にカットするシャーシフレーム技術「iStream Superlight」と、同技術による軽量シート「iStream lightweight seat」を発表した。

iStream Superlightは、自動車の大量生産に使われているプレス加工された鉄板の代わりに、高力アルミニウムの薄肉チューブラーフレームとハニカム構造のリサイクルカーボンファイバーコンポジットパネルを用い、従来のプレス成型ボディに比べ、ホワイトボディで50%の軽量化を実現している。

iStream lightweight seatは、iStream Superlightと同じ素材、技術を使用しており、従来のシートに比べ30%軽い。iStream lightweight seatはあらゆる種類の乗用車に合わせてデザインすることができるという。また、iStream lightweight seatは、乗用車の軽量化を目的に設計されているが、乗客輸送の他の分野でもメリットをもたらし得る。

また、Gordon Murray DesignはiStream技術を用いたプラットフォームライセンスの提供も開始する。高性能ながら日常用途にも利用できるこのクーペプラットフォームによる最初のスポーツカーが「T.43」だ。1.5リッター、3気筒、220馬力のターボチャージャー付エンジンを搭載し、車体重量はわずか850kgだ。T.43は新会社Gordon Murray Automotive (GMA)で取り扱われる。

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New Gordon Murray Design technology cuts vehicle body weight in half

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