- 2021-4-5
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- AIドローン戦闘機, Boeing Airpower Teaming System, Catherine Roberts, F/A-18E/F Super Hornet, Loyal Wingman, ボーイング, ボーイング・オーストラリア, 王立オーストラリア空軍(RAAF)
ボーイング・オーストラリアと王立オーストラリア空軍(RAAF)は2021年3月1日、AIドローン戦闘機「Loyal Wingman」の初試験飛行に成功したと発表した。
Loyal Wingmanは、世界の防衛市場向けに開発されているボーイングの「Boeing Airpower Teaming System」の基礎となる機体だ。RAAFの空軍能力の責任者Catherine Roberts少将は、「RAAFとボーイング・オーストラリアにとって、Loyal Wingmanの初飛行はこの長期的で重要なプロジェクトの大きな一歩であり、テストの成功に参加できることを大変うれしく思う」と、述べている。
Boeing Airpower Teaming Systemは、全長11.6mで、戦闘機と同様の能力を持ち、2000海里(3700km)を越える距離を飛行し、情報収集、監視、偵察、早期警戒任務などを支援する無人機。人工知能を使用して、他の航空機との間で安全な距離を保ちながら、独立して飛行するだけでなく、「F/A-18E/F Super Hornet」などの有人航空機に随伴飛行し、支援することができる。
Roberts少将は「Loyal Wingmanプロジェクトは、自律システムと人工知能を統合してスマートなヒューマンマシンチームを作成するための道標となる。このプロジェクトを通じて、これらの新機能を統合して空中戦やその他の任務を補完および拡張する方法を学でいる」と、コメントしている。
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