アイシンは2021年4月12日、空気中の水分子を極小サイズの水粒子に変換して放出する技術を開発したと発表した。
同技術は同社が住空間の研究で培った調湿技術と、自動車などの排ガス処理に使用されているカートリッジ技術を融合。空気中の水分子を2nm以下の微細水粒子に変換する。
この微細水粒子のサイズは一般的なスチーム式加湿器の水粒子と比較して1000分の1のサイズ。肌の水の通り道より小さいのため、肌の奥まで浸透して潤いが長時間持続する特性を持つ。
同社では同技術で生まれる微細水粒子を「AIR」(アイル)と名付け、今後その特性を生かした肌の保湿やバリヤー機能に役立つ商品またはサービスの開発を進めていく。