- 2021-9-21
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- Adam Newman, Aviation Futures, Power Generation System 1 (PGS1), ハイブリッド発電機, ロールスロイス, 温室効果ガス, 航空機
英ロールスロイスは2021年7月22日、航空機の電力および推進システムの中心となるハイブリッド発電機を開発中だと明らかにした。発電機と関連機器は、ノルウェーのトロンハイムにあるロールスロイスの施設で製造された。その後、イギリスのブリストルにあるテストベッドに納入され、広範な開発テストプログラムを完了した。
Power Generation System 1 (PGS1)と呼ばれるこの2.5MW発電機と関連機器は、将来的により大型の航空機や地上/海洋向けとしての利用も想定されている。PGS1は、ロールスロイスの温室効果ガス排出における持続可能性戦略の重要な要素となっている。
ロールスロイスのAviation Futuresのチーフデザインエンジニア、Adam Newman氏は、「発電機の大きさはビール樽ほどのサイズで、約2500世帯に継続的に電力を供給できるほどの発電能力が必要となる。テストが完了すれば、将来のハイブリッド航空機向けのメガワットレベルの電力の基礎が得られる」と述べている。
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