川崎重工は2023年5月10日、大型汎用ロボット「MXPシリーズ」として、「MXP360L」と「MXP410X」の販売を国内で開始した。従来機種「MXシリーズ」を進化させ、より速く、よりコンパクトで、動作範囲が広くなっている。国内販売価格はオープン価格となっている。
MXP360Lは最大可搬質量360kg、最大リーチ3.2m、MXP410Xは最大可搬質量410kg、最大リーチ3.7m、どちらもアーム形式は垂直多関節で動作自由度は6軸。特に重量物のハンドリングや組み立て作業などで幅広く活躍する汎用ロボットとして、MXシリーズを進化させている。
アームの軽量化と最新の制振制御の導入により、従来機種に比べ大幅にサイクルタイムを短縮。同社適用動作では、サイクルタイムを最大約21%低減している。また、アーム内側にバランス機構を配置。コンパクトなボディと広い動作範囲を両立している。
シリーズは順次拡大を予定。今後、国外でも順次販売を開始していく。