フリースケール、ThreadとBluetooth Smartに対応のIoT向け無線マイクロコントローラを発表

米Freescale Semiconductorは2015年10月13日、IoT(モノのインターネット)向けの無線マイクロコントローラ「Kinetis(キネティス)KW41Z」を発表した。Thread対応IEEE 802.15.4とBluetooth Smart/BLEに対応のマルチモード無線機能を備えた業界初の製品だとうたっている。。

Kinetis KW41Zは、Kinetis KW40Zの強化版。Flashメモリを最大512KB、RAMを128KBに拡張し、複数のネットワーク・スタックを単一のデバイス上で実行できる。

さらに、Bluetooth v4.2の仕様をサポート。オンチップ・バランによりRF性能を高め、カバレッジの拡大、耐干渉性の向上、消費電力の削減、回路設計の軽減、RFフロントエンド・コンポーネントの削減を図っている。

BLEを利用してネットワークにセキュアに接続可能。スマートフォンやタブレットからBLE経由で各種システムを制御できることから、サーモスタット、ホーム・セキュリティ・システム、ドア・ロックなどの用途が考えられる。KW41Zを組み込むことで、さまざまな住宅設備をIoT対応のシステムに変えることができるとしている。

KW41Zは2016年4~6月期から一部の顧客向けにサンプル出荷を開始する予定。量産出荷は2016年7~9月期になる見通しだ。

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