FPGA設計環境「Quartus II」の後継版「Quartus Prime」を発表

米Alteraは2015年11月2日、FPGA設計環境の最新版「Quartus Prime」を発表した。現行版「Quartus II」の後継となる。

GUIは現行版を踏襲し、内部エンジンを高位合成機能や複数サーバーでの分散平行コンパイル機能を有する「Spectra-Q」に刷新した。

新機能である「ハイブリッド配置ツール」により、設計したAria 10 FGPA/SoCのスピードが向上。また、リアルタイムI/O割り付けツール「BleuPrint」により、I/Oの設計が10倍速くなるという。

さらに「高速再コンパイル機能」により、再コンパイル処理が現状と比較して4倍高速になるという。

同環境は、次の3つのエディションが用意されている。Lite Edition(LE)は無償提供、Standard Edition(SE)通常ユーザー向け、Pro Edition(PE)が高機能版で、Arria 10以降の高性能/高機能なFPGA/SoC用途となる。

LEとSEは、製品版がすでに提供されており、SEのノードロックPCライセンスが年2995ドル。PEは現在ベータ版を提供中だ。

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